院内Wi-Fiについての当院の考え方と、安全性への取り組み
いつも当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。
当院には、一般的な内科診療に加え、難病や免疫抑制状態など、比較的慎重な対応を要する患者様も多くご来院されています。そのため診療の安全性を最優先にしており、結果としてお待ち時間が発生してしまうこともあり、日頃より皆様のご理解とご配慮に心より感謝申し上げます。
当院としては、「できるだけ待ち時間を短くすること」、そして「やむを得ず生じる待ち時間を、少しでも有意義に過ごしていただくこと」の2点を常に大切に考えております。その一環として、これまで一部の患者様に対し、生活習慣病に関する説明や動画視聴の目的に限って、限定的にWi-Fiをご利用いただく形をとってまいりました。
一方で、院内でWi-Fiをご利用になりたいというお声があることも、私たちとして十分理解しております。近年、無料Wi-Fiを取り巻く環境は大きく変化しています。空港やホテルなどで広く提供されている一方で、
・偽のWi-Fi(いわゆるEvil Twin)による情報取得
・通信内容の盗聴
・不正サイトへの誘導
といったサイバー攻撃も数多く報告されています。詳細については安全性の観点からここでは控えますが、近年ではAIの発展も相まってこうした攻撃が高度化・巧妙化しており、医療機関も攻撃対象となるケースが増えています。
医療機関が扱う情報は、一般的な個人情報の中でも特に機微性が高く、極めて慎重な管理が求められます。万が一にも、患者様の情報や院内システムに影響が及ぶような事態は避けなければならず、これは利便性よりも優先されるべき事項です。医療機関は、厚生労働省の方針のもと、特に高いレベルで個人情報の保護が求められています。
そのため当院では、開設当初よりWi-Fiの全面開放については慎重に検討を重ねてまいりました。現在は、必要な場面に限って限定的にWi-Fiをご利用いただいておりますが、今後のサイバーセキュリティの状況によっては、運用の見直しや提供方法の変更を行う可能性がございます。皆様にとって便利な環境を整えたいという思いは常に持っておりますが、それによって安全性が損なわれる可能性がある場合には、慎重な判断をせざるを得ません。
当院は、これからも「安全で安心できる医療」と「できるだけ快適に過ごしていただける環境」の両立を目指してまいります。待ち時間の短縮についても引き続き改善に取り組んでまいりますので、今後ともご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。








