高血圧の治療
まず、高血圧の原因に応じた治療を行うことが一般的です。たとえば、心臓の働きが低下していて体の中に塩分や水分がたまっている場合には、食生活や利尿薬でたまった塩分と水分を取り除くようにします。このように、考えられる原因に応じて治療は異なりますが、どの原因でも共通して言える治療は塩分を控えることです。また、薬物療法として降圧薬を用いる際には、体の状態に応じて適した治療薬が選択されます。なお、最初はある降圧薬が適していたけれども、経過の中で別の降圧薬のほうがよくなることもありますので、ご注意ください。
日本高血圧学会の高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)では、治療目標は表のように記されています。ただし、病状によっては異なることもありますので、医療機関でよくご相談ください。