脂質異常症の原因
脂質異常症の原因は、食生活の乱れ、体質、アルコール摂取、肥満、運動不足、腎臓病、甲状腺の病気などが挙げられます。
個別に見ていくと、LDLコレステロール高値となる場合は、食事や肥満が大きく関連します。食事の例でいえば、肉の脂部分やバター、ラード、生クリームなどに含まれる飽和脂肪酸の摂りすぎが原因となります。中性脂肪高値に関しては、甘いものやアルコール、脂質・糖質のとりすぎが挙げられます。HDLコレステロール低値については、肥満や喫煙・運動不足が関連します。
こうした脂質異常の中には、体質の影響がかかわっていることもあります。例えば体質でLDLコレステロールが高めとなりますと、若いころからLDLコレステロールが高めとなったり、そこまで肥満でもなく飽和脂肪酸を摂りすぎていなくてもLDLコレステロールが高めとなったりします。体質の分、より生活面で注意する必要が出てきます。