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変異株が急増ー変異株クラスターも

大阪府や兵庫県でのコロナ感染者数は急増している
 大阪府の新型コロナウイルス新規感染者数は2021年4月14日には1130人となり、最多を更新しました。同日、兵庫県でも507人の過去最多となる新規感染を認め、関西地域で感染者数が急増しています。医療非常事態宣言が発出された後も感染者数は増加の一途をたどっており。医療のひっ迫度合いは深刻な状況です。大阪府の吉村府知事は、大半が英国株であるN501Y変異を持つものであったとしており、変異株による感染爆発が起こっている状況なのでしょう。

 

変異株による都内で初のクラスター感染が報告される
 新型コロナウイルスの変異株によるクラスターが都内の病院においてで初めて確認されました。感染された皆様が一刻も早く快方に向かわれることを切にお祈りいたします。また、病院の医療従事者の皆様がいつもと変わりない診療を一日でも早くできるように願っております。
 さて、今回のクラスター感染を見ますと、東京都を含めた首都圏でも変異株の流行が進んでいると考えざるを得ません。

 

首都圏および関西・首都圏以外の地域の今後の予測
 これまでの経験からでいえば、ある地域で流行している場合に、その地域との往来を遮断する程度によって、感染者数の増加速度がかわってきます。すなわち、往来を強く制限する、あるいはもともと往来が少ない場合には感染者数の増加はゆっくりとなりますが、往来を自由にする、あるいは活発である状況であれば、感染者数は急速であったりします。現在大阪府・兵庫県等での感染者急増については、今後首都圏やその他の地域でもタイムラグをおいて感染者の急増が見られることになるでしょう。


すでに第4波の中にある現状
 現在の日本の状況は変異株の感染は確実に拡大していっている真っただ中にあります。いつ第4波がくるのか、今後の感染者数の予測はどうなのかと考えておられた方も多いかもしれません。政府の分科会の尾身会長も今回の感染者数の増加が第4波といって差し支えないと、積極的に第4波と考える旨を発言をされました通り、今がその段階にあると考えてよいでしょう。

 オリンピックはできるのかなどご心配も多いかと思います。短期的には、今は第4波のピークがいつ来るのか、さらなる対策を講じることになるのかが、私達の生活に直結する部分となるでしょう。

 

変異株のまとめ
 2021年4月の時点で日本国内で流行している変異株(読み方は「へんいかぶ」)は、厳密にいうと数多くのものがあります。その中でも主なものとして、イギリス株(英国株)、南アフリカ株、ブラジル株、E484K単独変異株があります。イギリス株、南アフリカ株、ブラジル株にはいずれもE501Y変異というアミノ酸の変異が含まれており、南アフリカ株、ブラジル株、E484K単独変異株にはE484K変異というアミノ酸の変異が含まれています。感染性や致死率、再感染の可能性やワクチンの効果などの特徴については、表をご覧になってください。

 

 当院では新型コロナウイルスPCR検査抗体検査を承っております。世界各国の海外渡航用の陰性証明書の発行も可能ですので、ご希望の方はお電話でご予約ください。詳細につきましてはこちらをご覧ください。

 

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