新型コロナウイルス感染症の症状
新型コロナウイルス感染症の症状は、多くの場合は一般の風邪と区別がつかないのが特徴です。ただし、新型コロナウイルス感染症特有の症状もありますので、これらを分けてみていきます。
【新型コロナウイルス感染症の症状】
症状には、①と②の両方があります。また、症状の変化などでも新型コロナウイルス感染症が疑われることもありますので、疑わしい症状がある倍には医療機関でご相談ください。
①コロナ以外での風邪でも見られる症状
・発熱
・咽頭痛(のどの痛み)、咽頭痛が続く
・咽頭違和感(のどの違和感)、咽頭違和感が続く
・咳(せき)
・痰(たん)
・鼻汁(鼻みず)
・鼻閉(鼻づまり)
・倦怠感(体がだるい)
・頭痛(頭が痛い、頭が重い)
・息切れ
・呼吸困難感(息苦しさ)
②新型コロナウイルス感染症に特有の症状
・味覚障害(味がしない、味がわからない)
・嗅覚障害(臭いを感じない、臭いがわからない)
・眼球結膜の充血(目が充血する、目が赤くなる)

【医療機関に早めにご相談いただいた方がよい方】
・ 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
・ 重症化しやすい方§で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
§ 高齢者をはじめ、基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患など)など)がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤などを用いている方
・ 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
(症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。)
(※厚生労働省のHPからの引用を改変しました。)

【重症化について】
新型コロナウイルスに感染した人は、軽症で経過する方、治癒する方も多いです。一方、重症化する方は、普通の風邪症状が出てから約5~7日程度で、症状が急速に悪化し、肺炎に至るようです。
新型コロナウイルスによる肺炎が重篤化した場合は、人工呼吸器など集中治療が必要となり、季節性インフルエンザよりも入院期間が長くなる事例が報告され、後遺症が残る場合もあります。高齢者や基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患など)を有する方では、重症化するリスクが高いと考えられています。なお、若年層の方であっても、サイトカインストームと呼ばれる過剰な免疫反応を起こして重症化する事例も報告されています。
(※厚生労働省のHPからの引用を改変しました。)
【監修医】

本田 謙次郎(Kenjiro Honda)
市川駅前本田内科クリニック院長/医学博士
東京大学医学部附属病院腎臓・内分泌内科
総合内科専門医・腎臓専門医・透析専門医・厚生労働省認可 臨床研修指導医
略歴
2005 年 東京大学医学部卒、東京大学医学部附属病院・日赤医療センターで初期研修
2007 年 湘南鎌倉総合病院 腎臓内科
2009 年 東京大学大学院医学系研究科(内科学専攻)入学
2013 年 東京大学大学院医学系研究科(内科学専攻)卒業
2014 年 東京大学医学部附属病院 腎臓・内分泌内科 助教
2020 年 市川駅前本田内科クリニック開院・院長就任
その他 宮内庁非常勤侍医、企業産業医等(日本銀行・明治安田生命・日鉄住金建材 ほか)歴任
最新の医学知識をわかりやすく発信し、地域の“かかりつけ医”として健康を支えます。
本記事は一般情報です。診断・治療は必ず医師の診察をお受けください。











