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動脈硬化とは

 動脈は体のあらゆる臓器・組織に分布し、血液を運ぶことで酸素や栄養を臓器・組織に運んでいます。中でも重要臓器である心臓・脳は、血流が足りなくなると狭心症や一過性脳虚血発作という形で胸の痛みや体の麻痺やしゃべりづらさ、しびれといった形で症状が出現します。血流が流れなくなり心筋や脳の一部の組織が壊死すると、心筋梗塞や脳梗塞となり、元には戻らないレベルの傷害が見られるようになります。こうした症状や心臓・脳のみならず、腸への血流が悪くなると、食後に腹痛が出現したり血便が見られたりしますし、腎臓への血流が悪くなると腎機能が悪化し重篤化すると透析が必要になります。足の血行が悪くなると足の冷えや長い距離を歩くと足が痛くなる間欠性跛行という症状が出現し、さらに重篤になると足の傷が治らなくなったり壊死に陥ったりします。手の指や陰茎が壊死することもあります。

 重篤な状況に陥る前に、検査によって早めに気づくことができます。脳への血流を見るのに頸動脈エコーを、心臓への血流の評価に心臓のエコーや画像検査を一般的には行います。また、足への血行を評価するのにABIという腕と足の血圧比を確認することが一般的です。

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