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初期症状のない糖尿病とは?健診や人間ドックでチェックするべき項目と数値

 糖尿病とは、血液中の血糖値が高くなる病気を指します。糖尿病の初期には自覚症状がないことが多く、知らず知らずのうちに進行していることが少なくない病気です。糖尿病は進行すると、糖尿病性網膜症になり最終的には失明に至ったり、腎機能が悪くなって透析が必要となったり、心筋梗塞や脳梗塞を起こしたり、足の壊疽をきたして足の切断に至ったりするなど、かなり注意を要する病気です。このため、症状がないからと言って糖尿病があるのに放置していると、取り返しのつかないことになりえます。

 

 

 気づかないうちに進行していたということのないように、糖尿病は早い段階で検査をして治療に結びつけることが重要になってきます。一般には、健康診断や人間ドックでは尿検査で糖が出ていないか、血糖値は高くないかを確認します。糖尿病の状態を示す数値として、A1c(エー ワン シー)やグリコアルブミン(GA)というものがあります。A1cやGAは健康診断や人間ドックに含まれている場合もあれば含まれていない場合もありますので、異常値の判定が出ていない際にも注意するようにしてください。

 

 

 糖尿病は早い段階で食事療法や運動療法を行うことで血糖地やA1c、GAといった数値正常化することが少なくありません。完治や治る、という表現は正しくなく、不摂生をして体重が増えるとまた糖尿病の域にまで数値が悪化します。このため、一度正常化した場合でも定期的な血液検査でのチェックが望ましいでしょう。

 

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