メニュー

慢性腎臓病の治療

 透析や腎移植に至る前の時点での慢性腎臓病の治療は、表4のように3つに大別されます。

     

 

 表4では少しわかりづらいですので、具体例を挙げてみます。わかりやすくするため、治療の部分は代表例のみを示しています。

例)常染色体優性多発性のう胞腎、慢性腎臓病G4A1の場合

1.慢性腎臓病の原因(=常染色体優性多発性のう胞腎)に対する治療

  トルバプタンなど

2.慢性腎臓病の原因(=常染色体優性多発性のう胞腎)の合併症に対する治療

  脳動脈瘤に対する管理など

3.慢性腎臓病の合併症に対する治療

  貧血に対する治療など

 

 

 一方、透析が必要になり透析を開始した場合には、慢性腎臓病のステージとしてはG5Dと表記します。血液透析、腹膜透析に応じて、注意するべきポイントがかわってきます。前者の血液透析では透析から次の透析に至るまでの体重増加やシャントなどのブラッドアクセスに問題はないか、後者の腹膜透析では腹膜透析用のカテーテルに問題はないかなどです。腎移植の場合はG3bTなどのように表記し、もともとの腎臓病が再燃していないか、拒絶反応はないか、免疫抑制薬によるトラブルはないか、などが主なポイントになります。

 

【監修医】

本田 謙次郎(Kenjiro Honda)

市川駅前本田内科クリニック院長/医学博士
東京大学医学部附属病院腎臓・内分泌内科
総合内科専門医・腎臓専門医・透析専門医・厚生労働省認可 臨床研修指導医

 

略歴

2005 年 東京大学医学部卒、東京大学医学部附属病院・日赤医療センターで初期研修

2007 年 湘南鎌倉総合病院 腎臓内科

2009 年 東京大学大学院医学系研究科(内科学専攻)入学

2013 年 東京大学大学院医学系研究科(内科学専攻)卒業

2014 年 東京大学医学部附属病院 腎臓・内分泌内科 助教

2020 年 市川駅前本田内科クリニック開院・院長就任

その他 宮内庁非常勤侍医、企業産業医等(日本銀行・明治安田生命・日鉄住金建材 ほか)歴任

 

最新の医学知識をわかりやすく発信し、地域の“かかりつけ医”として健康を支えます。
本記事は一般情報です。診断・治療は必ず医師の診察をお受けください。

 

 

「腎臓内科」に戻る

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME