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常染色体優性多発性嚢胞腎の合併症

 常染色体優性多発性嚢胞腎は、肝嚢胞、脳動脈瘤、心臓弁膜症、高血圧などの合併症が知られています。特に脳動脈瘤は破裂するとクモ膜下出血を発症し、生命の危険があったり、後遺症が残ったりすることがあります。すなわち、脳動脈瘤の有無は非常に重要になります。

 なお、合併症は仮にあったとしても重症度は様々です。例えば肝嚢胞は80%程度で合併しますが、肝嚢胞による症状が頻繁に出現して日常生活に支障をきたすのはその10%以下です。症状や将来起こりうると考えられることは、他の臓器の状況や嚢胞の分布によります。嚢胞の中に出血が起こる嚢胞出血、嚢胞の中に細菌が入り長期間にわたり感染症をきたす嚢胞感染などにも注意が必要です。これらに関連した日常生活の注意点については、医療機関でご相談ください。

 

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