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がん検診・特定健診のすすめ

 みなさんはなぜ健康診断が必要かご存知でしょうか。病気の中には、症状がないけれども発症して進む病気がいくつかあります。気づいた時には手遅れになっている、数十年前の国民はこのような経験をしてきました。

 

 たとえば、がん、心血管疾患(CV:Cardiovascular disease :心筋梗塞等の虚血性心疾患および脳卒中)は、そういった病気の典型です。これらは日本の死亡原因の上位でもあり、病気としてだれもがかかりうる上に、人を死に至らしめる怖い病気なのです。

 

 

 こうした病気を予防したり、早期発見したりするために、健康診断(健診)が行われています。つまり、がんに対する検診と、生活習慣病全体に対する健診を行うわけです。なお、がん検診の場合は健診ではなく検診という言葉を使います。

 

 

 「何も症状がないのに健診は必要なのでしょうか」と思われる方がいるかもしれません。高血圧や糖尿病、初期のがんは無症状であることがほとんどですので、健診で見つけていくことが重要です。自然のままに生きるのがいいと思われる方がいらっしゃるかもしれません。確かに自然を感じることは、気持ちのリフレッシュする意味でも有用ですが、過去の経験からは健康については自然のままで放置すると寿命が短くなると言えます。自然を感じながら、健康診断結果に基づいて健康管理をしていくことが、心身ともに健康であることにつながります。

 

 また、過去と比べても日本人の寿命は長くなっています。しかし、年齢を重ねるにつれて、足腰が弱ったり、脳梗塞などの病気になったりすることで体が不自由になることもあります。年齢を重ねても、自分の足で自由に外出できる、このような生活を維持ようになることが、人生を豊かにすることにつながります。日本政府は「健康寿命をのばす」取り組みを行っておりますので、いつまでも行きたいところに自分の意志で自分の力で行ける状態を目指していきましょう。

 

 

 

 YouTubeの市川市公式チャンネルにおいて、「がん検診・特定健診の動画」が公開されました。

 

 

 

 市川市にお住まいの方は、市川市から健診のご案内がきていらっしゃる方もおられると思います。健診は、年に一度は受けていただいたほうがよいもので、がん検診でも料金はお安くなっています。今年度の特定健診・がん検診がまだの皆様は、がかかりつけの医療機関、または市川市内の健診を行っている医療機関にご相談ください。当院も市健診を承っておりますので、お気軽にお電話でご予約ください。

 

【監修医】

本田 謙次郎(Kenjiro Honda)

市川駅前本田内科クリニック院長/医学博士
東京大学医学部附属病院腎臓・内分泌内科
総合内科専門医・腎臓専門医・透析専門医・厚生労働省認可 臨床研修指導医

 

略歴

2005 年 東京大学医学部卒、東京大学医学部附属病院・日赤医療センターで初期研修

2007 年 湘南鎌倉総合病院 腎臓内科

2009 年 東京大学大学院医学系研究科(内科学専攻)入学

2013 年 東京大学大学院医学系研究科(内科学専攻)卒業

2014 年 東京大学医学部附属病院 腎臓・内分泌内科 助教

2020 年 市川駅前本田内科クリニック開院・院長就任

その他 宮内庁非常勤侍医、企業産業医等(日本銀行・明治安田生命・日鉄住金建材 ほか)歴任

 

最新の医学知識をわかりやすく発信し、地域の“かかりつけ医”として健康を支えます。
本記事は一般情報です。診断・治療は必ず医師の診察をお受けください。

 

 

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