脂質異常症とは?
かつて高脂血症と呼ばれていたこともありましたが、HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)が低い状態も問題であることがわかり、2007年より脂質異常症という呼び方に変わりました。LDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が高い、中性脂肪(トリグリセリド)が高い、HDLコレステロールが低い、といった状態が一つでもあると脂質異常症といいます。脂質異常症は動脈硬化の進展と関係します。
脂質異常症の診断基準
1.LDLコレステロール 140mg/dL以上
2.HDLコレステロール 40mg/dL未満
3.中性脂肪 150mg/dL以上
【監修医】
本田 謙次郎(Kenjiro Honda)
市川駅前本田内科クリニック院長/医学博士
東京大学医学部附属病院腎臓・内分泌内科
総合内科専門医・腎臓専門医・透析専門医・厚生労働省認可 臨床研修指導医
略歴
2005 年 東京大学医学部卒、東京大学医学部附属病院・日赤医療センターで初期研修
2007 年 湘南鎌倉総合病院 腎臓内科
2009 年 東京大学大学院医学系研究科(内科学専攻)入学
2013 年 東京大学大学院医学系研究科(内科学専攻)卒業
2014 年 東京大学医学部附属病院 腎臓・内分泌内科 助教
2020 年 市川駅前本田内科クリニック開院・院長就任
その他 宮内庁非常勤侍医、企業産業医等(日本銀行・明治安田生命・日鉄住金建材 ほか)歴任
最新の医学知識をわかりやすく発信し、地域の“かかりつけ医”として健康を支えます。
本記事は一般情報です。診断・治療は必ず医師の診察をお受けください。