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脂質異常症の原因

 脂質異常症の原因は、食生活の乱れ、体質、アルコール摂取、肥満、運動不足、腎臓病、甲状腺の病気などが挙げられます。

 個別に見ていくと、LDLコレステロール高値となる場合は、食事や肥満が大きく関連します。食事の例でいえば、肉の脂部分やバター、ラード、生クリームなどに含まれる飽和脂肪酸の摂りすぎが原因となります。中性脂肪高値に関しては、甘いものやアルコール、脂質・糖質のとりすぎが挙げられます。HDLコレステロール低値については、肥満や喫煙・運動不足が関連します。

こうした脂質異常の中には、体質の影響がかかわっていることもあります。例えば体質でLDLコレステロールが高めとなりますと、若いころからLDLコレステロールが高めとなったり、そこまで肥満でもなく飽和脂肪酸を摂りすぎていなくてもLDLコレステロールが高めとなったりします。体質の分、より生活面で注意する必要が出てきます。

 

【監修医】

本田 謙次郎(Kenjiro Honda)

市川駅前本田内科クリニック院長/医学博士
東京大学医学部附属病院腎臓・内分泌内科
総合内科専門医・腎臓専門医・透析専門医・厚生労働省認可 臨床研修指導医

 

略歴

2005 年 東京大学医学部卒、東京大学医学部附属病院・日赤医療センターで初期研修

2007 年 湘南鎌倉総合病院 腎臓内科

2009 年 東京大学大学院医学系研究科(内科学専攻)入学

2013 年 東京大学大学院医学系研究科(内科学専攻)卒業

2014 年 東京大学医学部附属病院 腎臓・内分泌内科 助教

2020 年 市川駅前本田内科クリニック開院・院長就任

その他 宮内庁非常勤侍医、企業産業医等(日本銀行・明治安田生命・日鉄住金建材 ほか)歴任

 

最新の医学知識をわかりやすく発信し、地域の“かかりつけ医”として健康を支えます。
本記事は一般情報です。診断・治療は必ず医師の診察をお受けください。

 

 

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