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沖縄県のコロナ感染拡大ーKP系統の変異株の可能性

[2024.06.09]

 いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。

 

 さて、沖縄県では、ここ数週間で新型コロナウイルスの感染者数が増加しています。2024年5月後半の報告では、1医療機関あたりの感染者数は14.0人で、3週連続で10人を超えました。特に60歳以上の感染者数が前週比で1.2倍に増加しており、80歳以上の方の入院も1.67倍に増えています。病院の病床は逼迫しており、高齢者施設でも面会制限や人手不足が深刻な状況となっています。

 

 図1は都道府県別のコロナ報告数を示しており、括弧内は前週との比較です。関東や西日本では増加している都道府県が多く、特に報告が多い都道府県は黄色でハイライトしています。

 

図1.2024年5月18-24日の定点当たりのコロナ報告者数

 

 2023年5月8日にコロナウイルスの規制が5類に変更されましたが、完全に鎮静化はされていない状況です。国内では、2024年のGW明けからコロナ陽性者数は増加している印象があります。世界に目をうつすと、2023年末から2024年初めにはオミクロン株のJN.1系統の感染が拡大しました。2024年5月時点では、年末年始に蔓延したオミクロンJN.1系統から派生した、KP.2株やKP.3株が拡大しています。

 

 感染を防ぐための基本的な対策として、手洗いや必要な場所でのマスク着用が推奨されていますが、重症化を防ぐためにはワクチン接種が重要とされています。ワクチンは、感染を予防するだけでなく、感染した場合の重症化を防ぐ効果があります。特に高齢者や基礎疾患のある方にとって、ワクチン接種は自身を守る手段となります。

 

 

 当院では、6月4日より新型コロナワクチンの接種を開始いたしました。接種をご希望の方は、事前に予約が必要です。予約方法や接種の詳細については、ブログ内の「コロナワクチン接種を開始しました」をご覧ください。

 

 

 

 

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