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慢性腎臓病の食事療法

 

 

 表5・6は、慢性腎臓病に対する食事療法基準を示しています。慢性腎臓病では、eGFRが低下するとGステージが進んでいきます。これに伴って、つまり腎機能が悪化するにつれて蛋白制限やカリウム制限が推奨されるようになります。一方、塩分制限に関してはステージに関係なく実施することが望ましいとされます。糖尿病や肥満がある場合には、これに加えてカロリー制限も加わることがあります。また、カリウム制限を含めて個別の状況によって異なることもございますので、詳細は医療機関でご相談ください。

 

 血液透析や腹膜透析を受けておられる場合には、蛋白制限は不要となります。ほぼ連日行う腹膜透析の場合はカリウム制限も不要となり、飲水制限も緩和されます。血液透析における飲水制限は、尿量が一日当たりどの程度あるかにもよりますので、主治医の先生とご相談ください。

 

 ご高齢の方や調理に慣れておられない方は、献立やレシピに迷われることがあるかもしれません。腎臓病食・糖尿病食の宅配サービスもございますので、各メーカーのサイトをご参考にされてください。

 目安となる水分の量もその時の腎機能や症状によっても異なります。以前はなるべく水分を摂るように言われていたのに、ある時期から水分摂取を控えめにするように言われるようになった、ということも少なくありません。このあたりの難しい部分はご自身でご判断されるのではなく、医療機関でご相談いただくのがよいでしょう。

 

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